スポーツバイク本体以外の必需品アイテム
走行スピードや経過時間などを計測できるサイクルコンピュータや、夜間走行には欠かせないライト類などは、完成車を購入した時点では付属していません。より楽しく、そして安全にロードバイクライフを送るためには、アクセサリー選びが重要なポイントとなります。
ライダーにとって、ロードバイクで走る以外の楽しみと言えば、パーツのカスタマイズやアクセサリーの取り付けが挙げられます。
ここで紹介するアクセサリーとは、車速などのデータを表示できるサイクルコンピュータ、自車の存在を示すライト類、水分や栄養補給に必要なボトルやボトルケージ、栄養補助剤、予備のチューブやウェアなどを入れるためのサドルバッグ、そして盜難防止に役立つワイヤーロックです。
初めから予算に含めて考えておこう
ウェアやヘルメットなどはもちろんパンク対策や日々の管理のためのアイテムなど自転車に乗り続けるために必要なものがあります。
自転車には、乗り続けるために用意しなくてはいけないアイテムがあります。
まずは、日々のメンテナンスのためのポンプは絶対に必要。いつも適正な空気圧で乗ることで、乗り心地だけでなく、パンクも防げます。
また出先のパンクに対処するためのパンク修理キット。あと六角レンチやプラスドライバーがついた携帯ツール。いずれも遅からず必要な場面がくるので、自転車と一緒に購入してしまうほうがいいでしょう。
もうひとつ用意したいのは、自転車に乗るためのウェア類です。サドルにまたがって運動をし続けるという特殊な環境のためにデザインされています。また目を紫外線やゴミから守るアイウェア、ビンディング式ペダル専用の靴。
落車時に衝撃から頭を守るヘルメットなど、安全にも疲労軽減にも役立つアイテムがあるので、ぜひ自転車購入と同時にそろえるようにしましょう。カラーやスタイルなど、自転車に合わせてコーディネイトしてみるのもサイクルライフのひとつの楽しみではないでしょうか。
予算の振り分けかたとしては、直接危険に関わる順に買い揃えていくことが重要である。その意味で、ヘルメットの購入優先順位は決して高くない。
なぜならヘルメットは、「転んだときに効果を発揮するもの」であって、「転ばないためには何の役にも立たないもの」であるからだ。転ばないために重要なものとは、常に視界を確保しておくためのアイウェア(サングラス)と性能のよいタイヤ。
そしてそのタイヤをベストな状態に管理しておくためのアイテムである。転んだときのために投資することは決して悪いことではないが、そのために転ばないための投資が減ってしまっていたら本末転倒だ。
また、パンクなどのありふれたトラブルでも、修理する道具がなかったり、修理の練習をしていなかったりしたら大変なことになる。それが山奥だったら、遭難に近い状況になることもあり得るのだ。したがって、パンク修理セットや六角レンチなどの簡単な工具類も必需品だ。
運動中の心拍数をモニターできるサイクルコンピュータやハートレートモニターなどのような、障害や病気を未然に防いでくれるアイテムをお勧めしておきたい。
ハートレートモニターの購入優先順位は、ヘルメットよりも高い。落車以前に、ロードバイクに乗ることで健康を害してしまうなんてことがあってはならないと思うからだ。
サイクルコンピュータとは、車速やクランクの回転数、心拍数が計測できる小型のコンピューターのことで、グレードによって計測できることや価格が変わってきます。ライト類に関しては実に様々なカラーやデザインがあるため、愛車のデザインやカラーに合わせて選ぶなどの楽しみ方ができます。
また、最近では小型でも明るいライトがあるので、ロードバイク本来のスマートなルックスを損なうことなく取り付けることができます。ダウンチューブやシートチューブに取り付けるボトルケージも、ボトルと共に様々なサイズやデザインがあるため、自分らしさをアピールできるアイテムだと言えるでしょう。
その他、サドルバッグやワイヤーロックなどについても豊富にランナップされています。使用目的によっていくつか持っていると、さらに便利でしょう。
パンク修理セット、工具、食糧、現金は遠出するときには必ず持っていなくてはいけないものである。最初はあれも心配これも心配と荷物がかさんでしまい。ボテッとしたサドルバッグをぶらさげている人をよく見かける。
しかし、そこはロードバイク乗りである。できるだけコンパクトにスッキリまとめたい。しばらく走ってみてコレは要らないなと思ったら、持っていくものを1つずつ減らしていけばよい。
またサドルバッグやポンプなど、どうせ持っていかなければならないものなら、できるだけカッコいいものを選びたいものである。
余計なものが一切ついていないバイクはカッコいいのに、付属品が付くごとにカッコ悪くなってしまう。できるだけカッコいい付属品を選ぶことで、バイクの美しさをキープしよう
サドルバッグや小物入れに入っているもの
自転車は身軽な乗り物だ。本当なら何も持たずにシンプルに乗るのが一番楽しいはず。しかし現実はそう甘くない。突発的なパンクをはじめ、乗っている最中に何かしらの不具合が生じることは多分にある。だからトラブルに対応するための最小限の道具は持っておきたい。
そこで登場するのがサドルバッグをはじめとする小型の収納。中に入れるものは人それぞれ多少の違いがあるが、携帯工具やタイヤレバー、交換用チューブなどパンクに対応できるグッズは入れておきたい。そのほかにも小銭やワイヤーロックなど、使用頻度の高いモノも入れておこう。
選び方
バッグの容量
自分が何を入れたくて、そのためにはどのくらいのバッグが必要か
固定方法
ストラップ式とアタッチメントにワンタッチで固定するタイプとがある
走りの邪魔にならないか
あまり幅が広いと深めのポジションを取った時に太ももに当たる
出し入れのしやすさ
バッグの開閉のしやすさ、取り出しやすさ、手袋をしている時はどうか
サドル・バッグは、使ってみると判るが後ろのタイヤがバッグの底を擦ってしまうことがあるのだ。重いモノを入れなくても、バッグがへたったりするので、色々工夫が必要となる。
バッグの底に3ミリの合板を入れてみたり、サドルの金物にベルトを回すのだが、左右の端が下がらないように内側を補強したりと、色々苦労させられる。サドルバッグ用の取り付け金物も売ってはいるが、下に下がりすぎてバッグは後輪の餌食になってしまう。
だから、全く他の工夫が必要で、手を加えれば加えただけ愛着が増す。ロードバイクは荷物を運ぶことを前提としていないので、ロングライドのツーリング自転車のように後部にキャリアはついていない。
ましてや業務用の自転車のような荷台もない。簡単なキャリアなどをシートポストに取り付け、小さなバッグ程度は運べるが、重いカメラ機材やA3用紙を入れた図面ケースなどを運ぶには少々の無理がある。それでも、時には運びたいわけで、そのたびに色々工夫するが、本来のロードバイクの乗り方ではない。
まずは必要最小限の荷物にする見極めが必要だ。工具の類はチェーン切りも六角レンチも一切持って行かない。
いつも整備が完璧だという自信があるからだ。
もちろん体内に貯蔵しているグリコーゲンの量も、所要時間に必要な補給の量も分かっているので、余計に食糧を持っていくこともない。万が一「ハンガーノック」になっても、自動販売機で缶コーヒーでも買って、自前の脂肪を燃やせばすむことなので、問題ない。
持ちものをコンパクトにしたいなら取捨選択をしなければならない。必要ではないものをいつまでも入れていても重いだけである。もはや出先でセッティングを変更するなんてことはないし、整備は完壁なのでボルトがゆるんでくるなんてことはあり得ないからである。
最低限のツール
チューブ、タイヤレバー、パッチ、六角レンチと少々のお金をサドルバッグに入れておけば、そこそこのピンチはしのげる。バッグの中身はマメに
点検し、劣化しやすいものはビニール袋に入れる
100km以上走るなら
100km以上走るとなると、少なくとも4~5時間、さらに距離が伸びれば9時間以上になることもザラである。そうなると気温や気象条件の変化、日差しなども考慮に入れた疑問が必要になってくる。また運動量も増えるので、身体や筋肉のケア用品も欠かせない。
スポーツ用補給食
スポーツ用補給食(飲料)はコンパクトで高カロリー、消化吸収もよい。段階的に分解。吸収されるように設計された商品もある。
ペダル&シューズ

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ヘルメット

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空気入れ (フロアポンプと携帯ポンプ)

小さくてもしっかり空気圧の上がる物を選びましょう。空気を入れるときは、ただ力を入れてビストンを動かすとバルブそのものが折れてしまうこともあります。もう一方の手で、しっかりバルブ口が動かないよう押さえながら空気を入れましょう。
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ワイヤロック

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ボトルケージとドリンクボトル

フェンダー

自転車にフェンダーを取り付けることで、雨天時や泥の飛び跳ねから身体を守ることができます。フェンダーは、自転車の前後輪に取り付けることができます。また、フェンダーには、スポーツタイプやカジュアルタイプなど、様々な種類があります。自分の使用する環境に合わせて、適切なフェンダーを選ぶことが重要です。
カゴ

自転車にカゴを取り付けることで、荷物を運ぶことができます。カゴには、フロントバスケットやリアキャリアバッグなど、様々な種類があります。自転車で買い物に行く際や、荷物を運ぶ必要がある場合には、カゴがあると便利です。
ベル
自転車に取り付けるベルは、周囲の人々に自分の存在を知らせるためのアイテムです。歩行者や車両とすれ違う際に、ベルを鳴らすことで事故を防ぐことができます。
携帯工具とサドルパッグ

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ウエア

特に防寒具は専用品らしい便利な製品が多いので、季節の変わり目には予算を確保しておこう。
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グラブ(手袋)

アイウエア(スポーツ用サングラス)

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サイクルコンピュータ

サイクルコンピュータと二言で言っても様々な種類があり、価格も大幅に異なります。大きく分けて有線タイプとワイヤレスタイプがありますが、現在ではほとんどがワイヤレスです。その中でも最もシンプルなタイプは、車速や走行距離、平均速度などが計測可能で、グレードが上がっていくと共に、ケイデンスや心拍数、カロリー消費量や高度なども表示することができます。ケイデンスとはクランクの回転数のことを指し、サイクルコンピュータによっては、計測したデータをパソコンに移して管理することもできます。
ロードバイクでは速度を出すよりも、回転数を一定に保つ方がエネルギー効率が高くなるため、ケイデンス表示付きを持っておくと便利でしょう。走行速度、走行距離、実走時間など様々な機能がある。高級モデルになるとG PSを使ったナビゲーションや、心拍数の計測機能付きもある。
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ヘッドライト&テールライト

道路交通法では軽車両に分類されるため、基本的に車道を走り、ライト、リフレクター、ベルを装着していないと違反となりますが、現在のところ装着していないからといって罰則を受けることはありません。しかし、自分だけでなく、車やオートバイ、歩行者の安全を守るためにも、これらは付けておきたいアクセサリーです。
「シンプルでスマートなロードバイクに、大きなヘッドライトは付けたくない」と思っているライダーも多いでしょう。そのようなライダーのために、最近では小さくても充分に明るいLEDライトや、リフレクターの代わりとなる赤色のテールライトが数多くラインナップされています。スタイル作りの一環として、ライト選びを楽しむのも良いでしょう。ただし、LEDライトは光量が強いため、歩行者や車が眩しくないように角度を調整しましょう。
リフレクター

自転車には、前後輪とペダルにリフレクターを装着することが法律で義務付けられています。リフレクターは、自転車の視認性を高めるためのもので、夜間や暗い場所での自転車の走行を安全にするために必要です。
シートカバー
自転車のサドルには、汗や雨などの影響で汚れやすい場合があります。シートカバーを装着することで、サドルを清潔に保つことができます。
スマートフォンホルダー

自転車にスマートフォンホルダーを取り付けることで、ナビや音楽再生などの機能を自転車に乗りながら使用することができます。また、万が一の場合にも緊急時の通報やSOS機能を使用することもできます。
選び方
ポイントはしっかりと前を照らせること
夜間走行の必需品であるライト。道路交通法でも夜間(日没から日の出まで)の走行には前照灯が必要と明記されている。しかしライトの詳しい条件は、都道府県ごとに異なるのが現状だ。幹線道路では自分をアピールするため点滅ライ卜のみを使う人がいるが、点灯しているライトと併用し、点滅ライトは補助として使おう。
また、裏道に入る可能性を考えると、しっかりと前方を照らせる光量の強いライトが望ましい。その他の購入のポイントとしては電源の種類や固定の仕方などいくつかあるので、自分に合うものを選んでほしい。
購入時のチェックポイント
電源はどんな形式か大まかに単三乾電池、ボタン電池、充電式などがある。最近はUSB充電ができるものが増えてきた
光量は足りているか
メーカーによってさまざまな単位で性能を表していて、今ひとつわかりにくいのが光量だ。お店のスタッフと相談しながら、店内で実際(明るい中でも)照らして確認しよう
どのように固定されるか
土台を自転車に固定し、本体だけが簡単に取り外せるものが最も一般的だが、本体も固定されているものや、土台がなく本体だけのものなど、種類はさまざまだ
気になる汗の対処法
オートバイとちがって人間がエンジンであるロードバイクの場合、夏場はもちろん、冬でも走行中は汗をかく。 さらに、走行後しばらく止まっているとすぐに寒くなるので温度調整が難しいところ。特にロングライドなどで汗をたくさんかく場合、Tシャツなどコットンのウエアを
着ていると汗を吸ってなかなか乾かず体温を下げてしまうので機能ウエアを着用しよう。普段着で乗る場合でもスポーツタイプのインナーウエアを使用することで汗対策が可能。通勤などで乗る場合はインナーだけでも着替えを用意したほうがいい。
日焼けはしたくない
ロードバイクをはじめ屋外スポーツの最大の敵ともいえる「日焼け」。シミやシワの原因にもなるため絶対に避けたいところ。ポイントは日焼け止めをこまめに塗ること。走行中は汗で落ちやすいので水分を補給するタイミングで塗りなおすのが効果的。腕や脚の日焼けが気になる人はUV加工を施した長袖のジャージやパンツを着用したい。
太陽の強い光を見るだけでも日焼けの情報がインプットされてしまうためサングラスもマスト。慣れないうちは熱射病などのリスクもあるので真夏は日中のロングライドを控えよう。
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