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自転車に乗るときのファッションは暑いか寒いかだけを考える

自転車のファッションは、暑いか寒いかの2つを考えるだけ。要は発汗の問題と冷気の問題だけだ。チャリンコ通勤にふさわしいファッションなんてあるわけがないようにも思う。

年間を通して寒さを感じる時以外は、発汗を気にしながらの走りが自転車通勤だ。寒さを感じるのは2、3カ月間ほどで、それ以外は汗をかきながら乗ることになる。汗かく度に着替えるような乗り方であり、基本的に走ってるところを誰かに見られるような心配はないし、こ汚い格好でいい。

本来は、スーツにネクタイ締めて乗ってみたいんだけど、ちょっと無理みたいね。実は、何度となくネクタイ・スーツで跨っているが、汗をかかないようにかなりスピードを落として走らないと無理。特に革製のサドルの場合には、止めた方がいい。

人は誰でも、その人なりの服装の拘りがあるが、夏の自転車での通勤はホントに考えられないような汗をかく訳で、いちいち拘ってなどいられない。オフィスには着替えを用意しておく必要があるわけで、拘りはそっちの方だけでいい。走行中は風を切って走っているので発汗は気にならないのだが、降りた瞬間からものすごい勢いで汗が出る。

秋風が吹いてくる季節になっても、Tシャツ・短パンの格好は変わらない。風が冷たいと感じ始めると長袖のシャツを着るようになり、チノパンをはくようになる。じきにウインド・ブレーカーが欲しくなり、中にセーターの1枚も着るようになる。

指が凍えるようになると冬用の防寒手袋が必要となり、イヤー・ウォーマーも付けるが、ダウンジャケットのような厚手のコートは、真冬の一カ月ほどだけだ。外を歩くつもりの服装で自転車に乗ると、ジャケットの中は汗でいっぱいになってしまう。

冷気が身体に当たらなければ基本的に薄着で大丈夫なのである。身体全体のかなりの部分を占める太腿の筋肉をフルに使って走っていると身体全体が熱を帯びる。真冬の寒い時期でも薄手のウインド・ブレーカーで走って、寒さを感じないことさえある。身体が発熱し、顔からおでこにかけては冷気で冷やされるので、暑いのか寒いのか良く判らなくなってきたりする。

冬のズボンは、裾を前の歯車に巻き込む心配があるので、裾留めのようなバンドが必要で、いろいろなモノが売られている。極端なことを言えばゴム輪でもいいわけだが、もうチョット使いやすいモノはいくらでもある。常識的に考えてトレンチコートのような長いコートを着れば車輪に巻き込まれることぐらいの判断はできそうだが、チョイ乗りのママチャリに跨る女性はその辺の思考回路が欠落してるみたい。さすがにロードバイクにそんな格好で乗る人を見たことはない。

電車通勤していれば必要のない手袋や耳当てが欲しくなる季節もある。自転車通勤ならではのモノだが、これらは自転車専用ではないのでスキー・グッズやオートバイ・グッズなどの中にそこそこいいモノがあって、選択の幅が広くそれなりのチョイスもありお酒落心は満足できる。

もう1つ、サングラスの問題が残る。
自転車に乗るときだけコンタクトや近視用の度入りレンズが入ったサングラスなど使っていられない。だから、昔、度入りのサングラスを持っていたことはあるが、今は持っていない。遠近両用の普段のメガネを掛けて乗っている。あんなマンガみたいなサングラス、中年のハゲが掛けると、ホントにマンガなのだ。
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