クロスバイクを初心者がカスタマイズする時の始め方
色や形を変えて気分一新してカスタマイズまずは見た目から
最初の1台に乗り馴れてきたら、自分だけの個性あふれるクロスバイクにカスタマイズするのも楽しみのひとつだ。まず、ビギナーがカスタマイズをする場合、どのあたりから手をつければいいのか。
性能を上げるためのカスタマイズよりも見た目の変化を楽しむカスタマイズから入ったほうが、気軽にできるのではないでしょうか。やろうと思えば自宅で簡単にできますし、色を変えれば、車体全体の印象もガラっと変わるはずです。気分も一新させられます。
では、見た目のカスタマイズをする際、初心者はどこから入ればいいでしょうか。
たとえばサドルやグリップなどです。サドルは裏のネジで止めてあるだけなので、交換が簡単です。グリップも、ハンドルとグリップの間に水やパーツクリーナーなどを流し込み、滑りやすくして抜いてから、入りやすいよう水で濡らした新しいグリップをグッと差し込むだけでOKです。
それなら初心者でも手軽そうです!また、タイヤもホイールを交換しないで済むサイズなら、慣れればビギナーにもできますよ。タイヤの太さを変えたい場合は、1度お店に行って、どういう目的で変えたいのか相談するといいでしょう。振動がきつい人には、思い切ってMTB用の細めのタイヤ、もっとスピードを出した人には本格ロード用のタイヤといった提案ができます。
ドロップハンドルへの交換は可能?
クロスバイクの前傾姿勢にもだいぶ慣れてきたので、思い切ってハンドルをフラットバーからドロップハンドルに変えたいという人もいるかもしれない。このカスタマイズは可能なんだろうか。
もちろんそれは可能なのですが、実はあまりオススメはできません。というのも、クロスバイクとロードバイクは設計がそもそも違うんです。
クロスバイクはロードバイクに比べるとサドルとハンドルの位置が離れたフレーム設計になっているため、ドロップハンドルにすると、調整にもよりますが、ハンドルがちょっと遠い位置になってしまうことがあります。ですから、もっとスピードを出したいといった要望でしたら、カスタマイズするよりもロードバイクに乗り換えた方がいいかもしれません。
ヘルメット
頭を守るヘルメットは軽くて通気性に優れたものが快適
ライト
安全のために前方と後方の2つライトをつけるようにしよう
ポンプ
スタンド式と携帯式の2つを揃えると便利
鍵
複数揃えて盗難に備えよう
ファッション
デザインと機能性重視で選ぼう
ベル
スタンド
ボトルホルダー
スポーツバイクだからカスタマイズできる
自転車で走る楽しみを覚えたら次に興味が出てくるのは、乗り心地をよくしたり、カッコよくしたり、目的に合わせて改造することです。自転車屋さんと相談しながらみに合わせて改造して世界に1台しかない自転車を楽しむができます。シティサイクルはいわゆる「出来合い」の自転車で、私たちが動かせる部分は少なく、したがって改造する余地はほとんどありません。
ただ、カラダにあわない高さ、位置で乗っていることが多いため、この点を改造、というより改善するとスポーツしやすくなります。
つまり、サドルの位置と高さをカラダにあった長さにすることで、長く乗っていても疲れにくくなるので、運動効果が出るまで走り続けることができるわけです。
マウンテンバイクは舗装路ではない、山道のようなアップダウンがあったり凸凹があったりするオフロードを走るのが得意なバイクです。これをロードレーサーのように、オンロードでの走行をスムーズにして、街中を走ることがそのままフィットネスになるよう改造します。
スポーツ用自転車の初心者にはわかりにくい心理かもしれませんが、乗り慣れてマシンがまるで自分の体の一部のように感じられるようになると、マシンをいじってみたくなるもののようです。
残念ながら、シティサイクルは動かせる部分が少ないために、このような楽しみとは無縁ですが、スポーツ用自転車は部品を一つひとつ買って組み立てる人もいるほど、乗る以外の楽しみが多いものです。
オリジナルのマシンをつくってみたいと思うようになったら、専門店に行って、相談をしてみましょう。改造するといっても限界があるので、目的に沿って、改造内容をアドバイスしてもらいましょう。
必要なものがわかったら、その中で、自分の好みのものを、お店の品揃えから選ぶ、あるいは取り寄せるなどして改造していきます。
ネジなど細かいところにきれいな色をポイント的に使ったり、サドルを派手なものにするなど、見た目から、つまりファッション的要素を取り入れた改造もできます。
また、素材を替えてより走行をラクにする、できるだけカラダヘの負担を減らすなど走ることを中心にした改造。
古くなったマシンの骨組みだけを残して、部品をすべて替えるなどのリニューアルにも取り組んでみましょう。
ロードレーサーには最低限の装備を
ロードレーサーはオンロードを速い速度を保ち、長距離を走る目的でつくられています。そのため装備は最低限です。すなわち、舗装路を走ること、支える重さは人間の体重しか計算に入っていません。
そのために、道路の振動はライダーに直接かかってくるのです。とりわけタイヤからつたわる振動は増幅されて大きくなります。
このバイクの改造の目的は、タイヤからくる振動を減らして、体への負担を少しでも軽減し、同時に強度があり耐久性が高い素材に換えます。そのために、アルミ素材だったスポークとフォークをカーボンファイバーに換えることにしました。
カーボンファイバーは溶接が全くできないため、進んだ接着技術で登場したもの。柔らかく、しなやかなうえ、強く耐久性もあり、軽いのが特徴というよいことづくめの素材です。
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