自転車保険に加入しないと賠償額が高額すぎて払えない!

自動車保険のようにバンバンテレビCMが流れているわけでもないし、ショップで薦められでもしない限り、入ろうと思う人は少ないかもしれない。
しかし、ここ十数年のサイクリング人口の増加に伴い、事故も多発している。賠償額が1000万円を超えることだってある。 スポーツバイクは下手なクルマと変わらない高価な商品だし、サイクリングロードのみならず車道を走る乗り物なのだ。
なのに、保険に無関心なのは無責任だろう。
自損事故だけで済めばまだましだが、万が一、人身事故の加害者になってしまったら…
では、自転車保険というのはあるのだろうか。 JCA(日本サイクリング協会)には、会員になると年会費4000円で、様々な特典とともに自転車総合保険もついてくる。レースやサイクリング中だけでなく、日常生活での自転車搭乗中も保険の対象。
搭乗者本人の死亡や後遺症傷害補償と、相手へ負わせてしまった傷害の賠償が主。かつては損保保険各社でも「自転車総合保険」を扱っていたこともあったが、今はほとんどが廃止となっている。
そこで今現在、自分が加入している生命保険や損害保険会社に問い合わせてみるのもいいだろう。加入済みの自動章保険や火災保険の特約条項を活用するのも合理的だ。月数百円の掛金で最大1億円の個人賠償を保障してくれる商品もある。
事故やケガをしないにこしたことはないが、万が一に備えておくことも、サイクリストとしての責任だ。 自転車は車道を走らなければならない。自転車は法律的には「軽車両」なのだ。クルマやモーターサイクル同様にルールを守り、歩行者を守ることまた当然の義務である。
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