クロスバイクが自転車を始める人にとって最適な理由とは
皆さんは自転車は何を使っていますか?
おそらく、多くの人がママチャリ(軽快車)だと思われます。
しかし、街のりなら断然クロスバイクをお勧めします。なぜなら、クロスバイクは街での高速移動手段として最適だからです。その理由の一つが軽いこと。ママチャリは20kg前後の重さがありますが、クロスバイクは半分の10kg前後の重さになっています。万が一自転車が通れない道にあっても軽いクロスバイクなら、楽々持ち運ぶことが出来ます。
そして、軽いことの利点は持ち運ぶことだけではありません。軽いということはそれだけスピードもでます。ママチャリよりもより遠くへ、速く、軽快に行くことができます。スピードの性能で言えば、ロードバイクの方が上ですが、クロスバイクはロードバイクよりも値段が安く、乗るときの姿勢を前傾にしなくてもいい利点があります。つまりクロスバイクはママチャリよりも速く、ロードバイクよりもカジュアルに乗ることが出来るため、街乗りに一番優れている自転車だと言えます。
クロスバイク。ロードバイクと、マウンテンバイクの間に属しています。
よく言えば、オールラウンドで、悪く言えば中途半端です。しかし、値段は専門的な自転車(ロードバイクやマウンテンバイク)に比べると安く、自転車を始めたいけどそこまで腰を入れてやるつもりはないという方や、まずはクロスバイクから乗ってみて、面白くなってきたら専門的な自転車を買おうと考えている方におすすめの自転車です。
車体もママチャリに比べると断然軽く物によっては21段変速(前3後7)が可能なクロスバイクも存在し、持ち運びも坂道もらくらくです。
スピードもなかなか出ますので、車道をガリガリ進むのも可能です。(とはいっても、ロードバイクにはかないません。結構抜かされます。)
また、最近ではダイエットのために乗るという女性の方も増えているとのことを街で聞きました。
ここまで記事を読んだ方のほとんどは、街乗り用のやや早い自転車というイメージかと思います。しかし、クロスバイクでも大会にでることは可能です。(すべての大会に出れるわけではありません)
はじめはダイエットや、移動手段として購入したけど、大会に出るまで成長するとその頃にはもうあなたは自転車乗りです。
トレック、スペシャライズド、キャノンディール、このアメリカンスポーツバイクブランドの御三家は、自社の高性能なスポーツバイクの入り口としてスポーティーなモデルを設定する。クロスバイクに関しては日本で開発を行うジャイアントは、世界最大の最先端工場を保有するメリットをフル活用している。
またこのジャンルを得意とするルイガノ、フジ、ジオスといったブランドは日本人のニーズを汲み取り、それぞれにブランドらしさを打ち出す。フェルトに限ってはニューモデルをとりあげたが、今後定番になると思われるしっかりとした作り込みがなされている。
街乗りに特化したトーキョーバイクは例外として、ここ数年のトレンドは舗装路でのスポーツ走行性能に優れたモデルが多い。スポーツやバイクのブームがいくつかの波を経て定着し、スポーツの趣味のひとつとして取り入れたいというニーズに応えてのことだろう。
定番モデルを選ぶことは無難な選択に見える。だが、考え抜かれた名車が揃っているのであなたのニーズと合致さえすれば、クロスバイクの楽しさを存分に味わうことができる。
人と同じモノは嫌だと思う人でも、クロスバイクの現状を認識し、自分に合ったモデルを見つけるとっかかりとして、ここで上げたモデルを知っておくだけでも悪くない。まずはここからだ。
クロスバイクを気軽に楽しむ
コストパフォーマンス重視のモデル
クロスバイクを日常の道具として乗りたい場合、あまりに高価なモデルは駐輪場に駐めたときに盗難や傷が心配になってしまうケースもある。ここでは予算5万円台かつ走りに不満のないクロスバイクのなかから、試乗して走行性能の高さに一定以上の評価を与えたモデルを選んだ。
これより安いクロスバイクも売られているが、耐久性や走行性能に問題を抱えている。
回転部分がシティサイクル(ママチャリ)の部品だったり、錆びやすいスチールの部分が多かったりするためだ。フレームやホイールの剛性や精度にしても褒められたものではないし、重量だって重くなる。
低コストのしわ寄せはどうしてもパーツ類に出てしまう。それでも街乗りには十分な性能が出せており、一般的な乗り方では不満に感じることもないだろう。ライトウェイのシェファードシティやジオスのミストラルは全体のバランスが良く、個々のパーツが組み合わさって上手く性能が引き出せている。
買ったままで本格的なスポーツライドやかなりの長距離・長時間の走行を考えているのでなければ、このクラスは1台目のバイクとして非常にオススメだ。気軽にクロスバイクの利点を味わおう。
毎日乗るバイクだから耐久性や利便性を追求したい
仮に片道12kmの道のりを年間250日通勤・通学するケースでは、年間の走行距離は6000kmに達する。これはかなりの距離で、廉価なパーツなら2年と持たずにへたってしまうだろう。そのようなタフな使い方をするならば、パーツ類の耐久性が高いモデルを選んだ方が結局はランニングコストを抑えることになる。ポイントは軽さよりも耐久性と信頼できるパーツが付いていることを優先して選ぶことだ。
また、雨天時は乗らないスタイルでも、予想外の雨や水たまりに備え、泥よけを付けることをおすすめする。走行時のからだの負担を減らすために、キャリアにバッグを付けることも検討して欲しい。とはいえ多くのクロスバイクはカスタマイズすることで泥よけやキャリアを取り付けることが可能だ。
飽きのこない快適な乗り心地が日々の運動を楽しむ秘訣
クロスバイク購入の目的が健康増進・体力の維持、ダイエットという人も多いだろう。ランニングのような有酸素運動を長時間持続することで、脂肪燃焼・心肺機能の発達といった効果が現れる。
体力を向上させ、なおかつその状態を維持していくためには、単調になりがちな長時間のライドを長年にわたって続けていく必要がある。
そこで飽きが来ないために、スポーティーな走行感が楽しめて身体への負担も少ない上位モデルをオススメする。フレームの剛性もしっかりしていて、ホイールやタイヤも良いモノが付いているため、体力とスキルが身に付いてくるに従って性能を引き出していけるはずだ。
確かに安くはない価格帯だし、気軽な街乗りに使うにはオーパスペックかもしれない。だが上質な乗り心地と、得られる健康な身体は何物にも代えがたい財産となる。
