更新日:

フロントブレーキとリアブレーキの使い分けやタイミングを覚えよう

フロントブレーキとリアブレーキの使い分けが大切
フロントブレーキとリアブレーキの使い分けが大切であり、総じてフロントブレーキはリアブレーキよりも利きがよく、重心よりも前方に位置しているためにバイクの挙動に与える影響も大きい。

したがって、明確な意図をもって扱わなければ、逆に危険なこともあるということなのである。特に、急な飛び出しなどでかけてしまういわゆる「パニックブレーキ」のときにフロントブレーキを使うと、前転してしまったりして大ケガになることが多いので、街中ではフロントブレーキに指をかけておかないほうが安全である。

一方リアブレーキは「あて利き」と呼ばれるスピードコントロール時に使うテクニックに適しているが、下りのコーナーで強くかけ過ぎると、あっさりロックしてしまうという弱点もある。

一般的には、実力がアップし、速度域が上がるほどにフロントブレーキヘの依存度は高くなり、プロライダーでは6~7割がフロントだという。対してアマチュアは、フロント、リア半々くらいで充分だ。

公道でガツンとフロントブレーキをかけてスッ転んだら、それこそエライことになる。プロよりもウンと手前から両方のブレーキを均等に使って減速し、必要ならリアのあて利きも使う。もちろんそのためには、自分のバイクの右ブレーキと左ブレーキ、どっちがどっちなのかをしっかりと把握しておく必要がある。


下りは早さよりも安全優先
ブレーキのタイミングを覚えよう

下りを上手くこなすためには「下りのコーナリング」を攻略する必要がある。コーナーのない下りなんてそうあるもんじゃないし、もしあったとしても難しくはないはずだ。

下りのコーナリングを上手くこなすためにはブレーキをかけはじめるタイミング、曲がりはじめるタイミング、ブレーキを離すタイミングの以上3点をしっかり抑えておけばよい。

これらのタイミングが遅いと、
スピードを殺せていないので曲がれない→怖い→ブレーキを離せない→アウト側にふくらむの悪循環にハマリ、バタバタしたコーナリングなってしまうのだ。

まずは、ゆっくりでかまわないから、タイミングをとりながらキレイに曲がることからはじめよう。スピードを出せるところでは出す。出せないところでは出さない。そういうメリハリがつけられるようになれば、いずれ安全に速く下れるようになる。
この記事を見た人は、一緒にこんな記事も読んでいます!