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プロテインの種類はたくさんあるので種目に合わせてたんぱく質を摂ろう

プロテインの種類現在販売されているプロテインには、大きく分けて2種類のタイプがあります。ひとつは、タンパク質含有率が80~90%と高い高配合タイブ。これは、スポーツ選手や筋肉をより増強したい人など、タンパク質がたくさん必要な人に向けて開発された商品です。

もうひとつは、タンパク質含有率を抑えて、カルシウムや鉄分、ビタミン、糖質などの栄養素をバランス良く配合したタイプ。成長に必要な栄養素の補助を目的としたジュニア向けプロテインや、糖質を多くしてエネルギー不足を解消し、ウェイトアップを図るプロテインなどは、このタイプに入るでしょう。

基本的に、どのプロテインにもタンパク質以外のさまざまな栄養素が配合されていますが、成分表をよく見ると、このようにタンパク質含有率の高いものと、そうでないものがあることがわかります。また、プロテインはその原材料からも分類することができます。

牛乳タンパクを使用したもの、大豆タンパクを使用したもの、さらにその両方を混合したものなどです。牛乳タンパクには、筋肉をつくる際に有効と言われるカゼインタンパクとホエイタンパクが含まれています。これらは消化吸収率が高いため、トレーニング後に補給するとより筋肉の増強に役立ちます。

スポーツでは、おもに瞬発系種目の選手に勧めたいタンパク質と言えます。また、牛乳を原材料にしたプロテインの中には、余分な脂肪分や乳糖などを取り除き、ホエイタンパクだけの純度を高めた「ホエイプロテイン・アイソレート」や、アミノ酸の分子に近いレベルまで酵素分解して吸収率を高めた「ホエイベプチド」などがあります。

ホエイには、筋肉をつくるBCAA (分岐鎖アミノ酸)やグルタミンがたっぷり含まれているので、プロテインのなかで最もハイスペックなプロテインと言えます。瞬発系種目の選手はもちろん、負荷の強いウエイト・トレーニングなどでさらなる筋カアップをめざす人には、ぜひお勧めします。

大豆タンパクを使ったプロテインについてですが、大豆タンパクを使ったプロテインは、おもに一般向けの健康食品として古くから販売されてきました。それが、近年の健康志向ブームによって、ふたたび注目されるようになりました。豆腐や納豆、枝豆など「大豆は体にいい」ということが一般にも広く理解された結果と言えますが、では、具体的に大豆タンパクにはどのような働きがあるのでしょうか。

大豆タンパクには、コレステロールを下げる働きや、抗酸化作用(大豆に含まれるイソフラボン)などがあると言われ、健康維持に役立つことがわかっています。さらに動物性食品と比べれば、 一般に低力ロリーであることや、基礎代謝を活発にする働きがあることから、ダイエットにも適した素材として注目されています。

こうした働きに着目して、近年は持久系種目やウェイトコントロールが必要な階級性種目のスポーツ選手のために、大豆タンパクを使ったプロテインが販売されています。大豆の抗酸化作用は、マラソンなどの有酸素運動で増える活性酸素を抑える働きもあるので、まさに持久系種目にはもってこいのプロテインと言えるでしょう。ダイエットや健康維持の目的だけでなく、「運動量は高いけれど太い体や重い体は欲しくない」「スタミナのある細い筋肉が欲しい」、そんなタイプの人には大豆プロテインが適しています。

次に挙げられるのが、牛乳タンパクと大豆タンパクを混合したタイプのプロテインです。これは、瞬発力と持久力の両方が必要なパワー持久系スポーツ、たとえばサッカーやバスケットボールなどの球技等に有効なプロテインと言えます。動物性。植物性タンパクの持つ良さをバランス良く配合させることで、瞬発力やボディコンタクトに優れ、しかも長時間の試合にバテない理想的な体づくりをサポートします。

体づくりという側面からプロテインの分類をしてきましたが、このタンパク質には、体づくりの材料となるだけでなく、健康を維持するさまざまな機能があることを紹介しておきましょう。タンパク質は胃で分解され、小腸から吸収されると20種類のアミノ酸になります(この中の9種類は体内で合成することができないので、必須アミノ酸と呼ばれます)。

この20種類のアミノ酸は、体のタンパク合成に使われるだけでなく、体内でさまざまな働きを担っています。たとえば酵素、ホルモン、免疫の抗体といったものの主成分になり、糖質が不足しているときはエネルギー源として働き、疲労回復や脂肪燃焼にも力を発揮します。

と言うことは、タンパク質は体づくりや機能維持の万能選手というわけです。総合的に見ても、プロテインがいかに優れたサプリメントであるかがわかるでしょう。最近では、こうした働きに合わせてサプリメントの種類もより細分化されているので、自分の目的やめざす体に合わせて、最適なものをチョイスするようにしてください。迷ったときは、スポーツクラブなどで専門家のアドバイスを求めるのも良いでしょう。

①原料の違い
・ホエイプロテイン : 牛乳(乳清)が原料
長所:吸収が非常に速く、筋肉など体の組織の材料になりやすい。
短所:効果の持続時間が短い、摂りすぎると体脂肪になりやすい。

・カゼインプロテイン : 牛乳(カゼイン)が原料

・ソイプロテイン : 大豆が原料
長所:長時間効果が持続しやすく、代謝を活発にする働きがある。
短所:吸収に時間がかかる。飲みにくい物が多い。

・エッグプロテイン : 卵(白味)が原料



②味の違い
バナナ
チョコ
バニラ
ストロベリー
マンゴー
カフェオレ


③形状による違い
粉末タイプ
ドリンクタイプ
バータイプ
サプリメントタイプ


タブレットタイプと粉末のプロテインを徹底比較しておすすめは?
プロテインタブレットプロテインには粉末の他にタブレットタイプ、ドリンクタイプ、クッキータイプ(プロテインバー)などもありますが、コストパフォーマンスの点で粉末のほうがずっと有利なので粉末のものが現在は主流です。

効果は、量的には変わりませんが、吸収されるまでの時間はやはり粉末の方が早いと思いますので、一番良いタイミングで素早く体に吸収させることで、効率よく筋肉に変えようと思えばやはり粉末タイプの方がいいと思います。

しかし、粉末タイプと違って味の不味さに左右されず、牛乳などと一緒に飲むこともないのでタブレット型は飲みやすいです。

さらにかさばらないので、持ち運びも便利、作るのに時間がかからないというメリットもあります。

錠剤(タブレット)が多いのはアミノ酸ですね。
プロテインはそれなりに量を飲まないと意味ないですし、ホエイなどは美味しく味付けできるようになっているので、タブレットタイプのものは殆どありませんね。

アミノ酸は粉末状だと非常に強い苦みを感じますので(グルタミンは別です)、飲みやすさを重視してタブレットに加工してあるものも多いのです。

ただ、タブレットタイプのものは粉末タイプのものと比べてコストパフォーマンスが悪いのです。
粉末をタブレットに加工するという工程が加わっているため、同じ量で比べるなら粉末タイプのものよりも割高になっています。

飲みやすさ重視ならタブレットでも構いませんが、値段と量重視なら間違いなく粉末タイプをお勧めします。


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