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安定性と折りたたみが魅力の小径車(ミニベロ)の後悔しない選び方

さらにギヤ付きタイプなら、驚くほどよく進みます。トップアップなどの効果はスポーツバイクに劣るけれど、もちろん基本的な有酸素運動効果はばっちり。
簡単にたためるモデルなら、収納、車への積み込みも、電車、飛行機、フェリーでの輪行もストレスフリー。
個性的なルックスのものが多く、ファッション性重視で選ぶ人も多い。
旅行や休日のポータリング向き。ちょっとおしゃれに気をつけて、優しい気持ちで乗りたいバイクです。

小径車(ミニベロ)の選び方
小さなホイールがかわいい小径車(ミニベロ)。かわいいだけでなく実はロードバイクやクロスバイクにも負けないほど安定した走りを持つ。さらに折り畳み可能なら公共交通機関を利用して遠くの街へ気軽に出かけられる。

一般的に小径車とは24インチ以下のホイールを履く自転車のこと。中でも主力となっているのが20インチ径だ。このクラスはコンパクトさと乗り心地、安定感のバランスが良く、タイヤの種類も豊富なことから人気が高い。ホイール径が小さいため、特に折り畳み自転車(フォールディングバイク)にも多く採用されている。

サイズが小さくなるだけでなく、ホイールの慣性も抑えられることで加速性が良い。さらにハンドリングも機敏になるため、加速性の良さと合わせて小回りの良さはピカイチだ。

さらにコンパクトさを優先するなら16インチ前後がたりやすくてオススメ。高速走行時の安定感を重視するなら24インチを選びたい。

折り畳み自転車なら、バスや電車などにも簡単に乗り込める。その際は自転車を収納する専用のキャリングバッグ(輪行袋)が必要になる。頻繁に折り畳むのであれば、折り畳み作業がシンプルなものを選ぼう。気軽さを優先するのがポイントだ。


ミニベロ購入の際に知っておきたい6つのポイント
漕ぎ出しが軽く街乗りに適した小径バイク
ミニベロとはフランス語で「小さい自転車」という意味。一般的には24インチ以下のモデルを指し、多くは20インチを採用している。

そのため、かわいくてお酒落なデザインが最大の特徴だ。ミニベロ=折りたたみ自転車と認識している人もいるが、必ずしもそうとは限らない。機能的な特徴は、タイヤ径が小さいため漕ぎ出しが軽いこと。そのため、ストップ&ゴーを繰り返す街中での走行に向いている。

また、ペダル1回転で進む距離が短く、スピードが出ないといった印象もあるが、これは間違い。ギア比を調整するなどして設計されているので、普通の自転車と変わらない。もちろん、ロードバイク並みとはいかないので、機能性よりデザイン性に魅力を感じる人に向いているといえるだろう。


ミニベロ購入の際に知っておきたい6つのポイント
タイヤサイズ
タイヤサイズは20インチが主流だが、同じ20インチでも規格が2種類ある。wo規格とHE規格で、前者は主にロードタイプに、後者はシティタイプに採用されることが多い。実は、直径のサイズが違うので、カスタムする際には注意が必要

コンポーネント
内装ギアのシマノNEXUSからロードバイクのエントリーモデルであるSORAやTIAGRAまで、バリエーションは豊富。走りに力を入れたい場合は、選ぶ際の目安になるだろう。グレードアップできない場合もあるので注意が必要

ハンドル
一般的にロードタイプにはドロップハンドルが、シティタイプや折りたたみにはフラットパーハンドルが付く。ドロップハンドルの場合、変速の操作はダブルレバーやデュアルコントロールレバーなど、さまざま。趣味性の強いミニベロだからこそ種類も多い。

フレームサイズ
シティタイプや折りたたみはワンサイズ、ロードタイプは複数のサイズを用意していることが多い。ミニベロのフレームは小さいと思われがちだが、ロードタイプは普通車より大きいこともある。輪行する際のミニベロならではのメリットはあまりないといえる。

サスペンション
ミニベロの一部にはサスペンションを装着しているものもある。細くて高圧なタイヤを使うと、段差からの振動を吸収しきれないためといった理由が多い。メカニカルな見た目は魅力だが、サスペンションの有無を気にする必要はないだろう。

折りたたみサイズ
折りたたみの方式はメーカーによって千差万別。折りたたんだ後のサイズ感もチェックしておきたい。どのメーカーでもある程度小さくなるが、最もコンパクトになるのはプロンプトン。サイズにこだわるなら、20インチ未満を選ぶのもあり。

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