更新日:

スポーツドリンクを飲んで失われた水分をからだに効率良く吸収させる方法

スポーツドリンクを活用して能力発揮スポーツドリンクというのは、基本的に塩を水に溶かして、栄養も補給するために糖分を添加したものです。
要するに、塩をなめながら水を飲むという行為と、スポーツドリンクを飲む行為は、基本的に同じです。

スポーツドリンクを飲むのは、発汗で失われた水分とナトリウムなどの電解質の補給、消費したエネルギー源の補給が、主な目的です。
たしかに水分を一気に飲むのはあまり効果的ではありません。たとえば、さほど汗をかいていないときに、1リットルのスポーツドリンクを一気に飲んでも、血液の量が短時間で増えただけで、細胞にいきわたることなく、大部分が尿として出るだけです。
そして、よく聞く浸透圧というものがあります。

簡単に言えば半透膜(細胞の壁などです)を挟んで濃度の濃い溶液から薄い溶液へ溶媒(水分等)が移動する圧力の事を言います。

なぜスポーツドリンクは浸透圧にこだわるのか?
簡単に予想がつくのは
「浸透圧が高い事により素早く全身の細胞に栄養が行き渡る」
ということをあらわしています。

しかし
スポーツドリンクの吸収スピードは全く速くありません。
純粋に吸収スピードでいえば、ただの水が一番はやいです。浸透圧差で水分は吸収されますので、体内と差が大きいほど早く吸収されます。

ただ、実際には、真水を飲んでも腸管の中で素早く浸透圧は体内と等浸透圧になってしまいます。これは、もともと消化液が腸管内にあるのと、塩分等が体の中からしみ出して行くからです。結局、水でもハイポトニックでも、アイソトニックでも、それほど大きな違いにはなりません。

スポーツドリンクが優れているのは、吸収された水分の保持力です。
単に水をのむだけだと、2時間程度でほとんど尿となって排出されます。一方、アイソトニックであると、6時間たっても全部はおしっこにはなりません。
これはなぜかというと、塩分と水分を一緒に取らないと、吸収されても体は「薄まった」と思って、「濃くする」=おしっこで水分を捨てる、という働きをしてしまうからです。
塩分を一緒に取ると、体は「濃度は一緒」と、あまり尿にしないのです。
ですから、「失われた水分を素早く補充」という宣伝文句なら、医学的にあっています。
吸収スピードは、ハイポトニックの方がアイソトニックよりやや早く、水はもっと早い、というのが真実です。

購入時のアドバイス
「ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英:PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。糖尿病性ケトアシドーシスの症状となった若い人達の多くがペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことからこう名付けられた。
糖分比較です(%)参考にして下さい。
(%)/500ml中糖分量(g)
アミノサプリ・・・・・・6.5%・・・32.5g
スーパーH2O・・・・3.8%・・・19.0g
レモンウオーター・・・5.6%・・・28.0g
アクエリアス・・・・・・4.6%・・・23.0g
ダカラ・・・・・・・・・・4.7%・・・23・5g
ポカリスエット・・・・・6.7%・・・33.5g
エネルゲン・・・・・・・5.5%・・・・27.5g